進学通信2016

進学通信2016

このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年度大学入試改革】

2020年に向けて、「グローバル人材」の育成を掲げ、大学入試が大きく変わります。「知識の暗記」よりも、「思考力・判断力・表現力」が重視されます。その影響を受け、小中学校の教育内容も変化します。今年度は中学校で改訂教科書が使用されます。与えられた選択肢から正しい解答を選択することは勿論大切なのですが、今後は解答に至る筋道がより重視されることになります。このことは、より深く物事を考えたり、社会で必要となる周囲との合意形成や、必ずしも答えはない課題に立ち向かうことにとって大変重要であると考えられます。具体的に文部科学省は、国公立大学に今後目指す方向として三類型を示しました。

① 全学的に世界で卓越した教育研究を推進する大学(世界水準)

② 専門分野で世界的な教育研究を進める大学(特定分野)

③ 地域活性化の中核となる大学(地域貢献)

各大学は自らこの三類型のうちの一つを選択しました。また合わせて文系分野の縮小あるいは廃止が求められています。

【理系重視の制度改革】

上記の制度改革に関して、文系分野からの批判がありました。背景として、1000兆円を超える国家債務による財政悪化のために、理系分野に重点的に予算を配分しようという国家の思惑があるためです。理系の深い専門知識だけを重視するのではなく、幅広い視野を持つ文系的な教養の価値を維持することの重要性が議論されています。実務面では、教科の枠を超えた試験問題作成の困難さや、記述式問題の採点時間等が問題となっています。また選抜試験という特性上、客観的な評価基準も問題となってくるでしょう。

【学習意欲を高めるために】

グローバル競争の激化により、義務教育で求められる教育内容が高度化し、受験戦争も早期化しています。学習意欲を高めるためには、徒に難解な選抜試験問題を追いかけるのではなく、広く社会や経済を見渡し、自然や科学、歴史や文学を同時に探求することが大切なのではないでしょうか。試験は通過点に過ぎず、飽くなき知識の探究が求められています。

 

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>