進学通信2018

進学通信2018

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【平成の構造改革】

まもなく平成が終わろうとしています。冷戦終結からこれまでの30年、世界のグローバル化の中で「IT革命」「金融ビックバン」「規制緩和」「成果主義」などの旗の下、日本経済の効率化のために様々な改革が行われました。銀行の統廃合と企業経営の合理化で、メインバンクと株式持合いを中心とした「日本的経営」と年功序列・終身雇用制度が変化しました。

証券市場の株価変動を受けにくい経営から、株価変動をより意識した株主重視経営へと転換される中で、長期的視野に立った研究・技術開発をいかに維持するかが課題となります。今後はAI・IoTの発展が、世界経済の投資と消費を牽引します。

 

【アメリカ一極経済のゆらぎ】

ドルを基軸通貨としたアメリカ一極経済が、中国・ロシアなど大国の巻き返しにより多極化しています。また大国の利害が衝突し、中東・シリア情勢が混迷しています。条約交渉・経済取引は国力に左右されるため、北朝鮮の軍事力による駆け引きと対話が続いています。そのような中で、平和国家として歩んできた日本の立ち位置が問われています。

   

【グローバリズムの異なる見解】

「グローバリズム」については識者で見解が分かれています。

「規制緩和で国境を低くし、国際貿易と国際金融取引の更なる発展・深化を図ることが経済成長につながる」というグローバル化を推進する立場や、

「国境こそが多様性を生み出し、貿易も促進する。各国の産業技術・伝統・文化を保護し、過剰な国際金融資本の移動に警戒しなければならない」、「グローバルなバブルの生成と崩壊の影響を極力避けるために、内需拡大と自給率の向上を図らなければならない」等のグローバル化に慎重な意見もあります。

 

【入試改革の中でも変わらない知識を求めて】

「思考力・判断力・表現力」養成を掲げて、高大接続入試改革が進行中ですが、従来型の学習を「暗記偏重」として切り捨てることもできません。各教科の基本は変わらないはずですし、豊かな知識の土壌がなければ創造もありません。説明能力や記述力が要求されることを考慮に入れつつ、正当な勉強を続けることが大切です。

 

参考文献

 「世界に負けない日本」薮中三十二  「国難の正体」馬渕睦夫  「バブルの死角」岩本沙弓   同志社商学 

 

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