進学通信2019

進学通信2019

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 【英語早期教育と国語力】

グローバル経済に対応する言語として、英語の早期教育が熱を帯びています。外国人講師や会話重視の指導により、子ども達の英語力が飛躍的に向上することが期待されます。

現在までのところはまだ、学校での指導は文法中心のように見えますが、今後の変化が注目されます。当教室における英語指導は文法中心ですが、これまでの指導経験から、英語力は国語力に大きく比例していると実感しています。国語力が優れている場合は、中学生で英検2級取得のケースもあります。英語力よりも、英語を理解する国語力が重要です。

日常的に活字に慣れ親しみ、英語と日本語の構造の違いを比較しつつ論理的に考えることができるか否かが英語力を左右しています。一方で、「読解力」中心から「表現力・記述力」中心の指導へ、指導者側の力量も問われています。

【機械語に必要なプログラミング的思考】

2進数で認識するコンピュータを人間と媒介するプログラミング言語と、その処理手順であるアルゴリズムを論理的に導き出す「プログラミング的思考」習得が推進されています。日本が提唱する未来社会のコンセプト「ソサエティ-5.0」構想に向けて、大人にも子どもにも必要とされる思考として注目されます。

「ソサエティ-5.0」は、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」と科学技術基本計画において定義されています。

国際競争のための英語と、AI時代に対応するためのプログラミング的思考の習得が、教育現場の主流となりそうです。いずれの習得も、母国語で深く物事を考えることから始まるのではないでしょうか。

【付記】

デフレ脱却に端を発した異次元金融緩和による株高と円安で、多国籍企業の業績は好調である一方、財政赤字による社会保険料上昇、低金利と物価高の影響で、国民経済は不安が増しています。このような中、上記のような未来社会の構想を掲げて経済成長の可能性が模索されています。教育格差・学校間格差による分断を乗り越え、経済成長を導く次代の若者の育成が求められています。

参考文献

「IoTとは何か」坂村健

「教養としてのプログラミング的思考」草野俊彦 

「金融緩和のもとでの国債リスク」柴崎健     

 

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